WindSynth覚え書き(半袖

およそ世界で一番技術が十分でなく、演奏の出来が悪いさまを。

まずは自分語り。

初めて買ったアルバムはTom ScottのBlow it out。

 

どこだかのデパートに入っているレコード店で最前面にプッシュされていて、ならばきっといいものに違いないと信じて購入したのが運の尽き。

それまで映画のサントラとフィンガー5くらいしか持っていなかったわたくしとって、初めて聴くサウンド。聞いたこともない音の楽器。それがリリコンでありました。

同時期にBreckerBrothersのHeavy Metal Be-Bapも買っているんですが、こっちはもっとわけがわからなかった。後になってオートワウとかフランジャーとかの存在を知るんですが、それはまた別の話。

 

で、当時まだ健在だった渋谷のヤマハに行ってみるとリリコンのカタログが置いてあって(実物はなかった)値段が75万円とか書いてあったんですよ。アルトサックスを買ってもらったばかりの中学生にはまるで現実感のわかない楽器。遠い外国での話にしか思えなかったし、おとなになったら自分のお金で買うこともあるかもしれないな、くらいにしか思えなかったもんです。

そのちょっとあとになってバイアスとかD&Kを渋谷のヤマハで吹かせてもらったりして、あー吹くシンセって面白いじゃんか、と心の中になにかが芽生えたのでありました。