WindSynth覚え書き(半袖

およそ世界で一番技術が十分でなく、演奏の出来が悪いさまを。

ほんなこん誰も考えちゃあいんずらか

 

基本に立ち返って考える。というか基本を学ぶ。

VCOで波形を決めて、VCFでフィルターかけて、VCAで音量を決める。
たいていの場合はCC74でVCFの開閉をコントロールする。
フィルターを閉じることで副次的に音量が小さくなる。
けど音量はCC2でVCAをコントロールしたい気がする。

ここまでOK? わたくし間違えてない?

さて、ここからが素人の思考実験。
様々な楽器でオルタネイト・フィンガリングというのがあります。代理の指使い。基本的なフィンガリングとは異なるフィンガリングを用いることで(変な日本語ですね)わずかに音色・音程・音量を変化させるテクニックです。
ウィンドシンセでは音程と音量は演奏中に自在にコントロールできますが、音色はどうでしょうか。たいていの場合、音量が大きくなるに従って明るい音色になります。また、NuRADやMWiCでは任意にモジュレーション(CC1)を送れるのでLFOを使った周期的な変化をさせることは可能です。NuRADやEWIでのビブラートはそれを使って音程を変化させています。でも音色を変化させるとなると、どうしても周期的な変化になってしまうので(当たり前)奏者が自由に音色をコントロールしているのとはちょっと違う……。
これをなんとかして、オシャレなキーボーディストがつまみを回して音色を変化させているみたいに、ウィンドシンセでもやることはできないのか?
え? ワウペダルがあるじゃないか? あれはONにした瞬間に音色が変わってしまうのでシームレスな音色変化にはならんのであります。ONにしたままを前提に音色を考えるのも本末転倒だし。

モジュレータ(効果をかける側)をLFOにしないでほかのものにして、ディスティネーション(効果がかかる側)をフィルターにすればできそうな気はする。
NuRADだったらマウスピースのところに付いているエクストラコントローラ、MWiCでサックスのマウスピースを使っているのであれば右手親指が遊んでいるのでサムアップかダウンに例えばCC4(フットコントローラ)を割り当てて、それを元にしていい感じにいかないかな……。

ということでCC4をいきなりVCFに突っ込んでみます。
そうすると当然のことながらCC74とガチンコになる。さらに、VCFでフィルターを閉じる(CC4を送らない)とそもそも音が出ない。なのでこれは却下。

VCFを複数持っている音源ならどうか。
CC74はVCF1に、CC4はVCF2に。
VCFはそもそも閉じた状態では音が出ないのだから、VCF2はMINからMAXではなく、ある程度開いた状態を最小値としてみる。
結果これもだめ。音色が変化しない(なぜ?)

ここで行き詰まってしまい、ぼんやりと窓から青空を見上げる夏の日。